目の老化予防

高齢化(こうれいか)がますます進み(すすみ)、予防(よぼう)医学(いがく)の大切さ(たいせつさ)が医療(いりょう)関係者(かんけいしゃ)だけでなく一般(いっぱん)の人(ひと)の間(あいだ)でも認識(にんしき)される世の中(よのなか)になってきています。人間(にんげん)は誰(だれ)でも年をとり(としをとり)、加齢(かれい)にともなってからだのあちこちが弱く(よわく)なり、もろくなり、若かっ(わかかっ)た頃(ころ)のようには動かせ(うごかせ)なくなってきます。それは仕方のない(しかたのない)ことですが、年をとっ(としをとっ)てもできるだけ元気(げんき)でいよう、と予防(よぼう)医学(いがく)を実践(じっせん)していく気持ち(きもち)を持ち続ける(もちつづける)ことも大切(たいせつ)です。加齢(かれい)にともなって骨(ほね)や筋肉(きんにく)が徐々に(じょじょに)衰え(おとろえ)てくるのと同じように(おなじように)、目(め)も老化(ろうか)が進み(すすみ)ます。水晶体(すいしょうたい)が濁っ(にごっ)て起きる(おきる)白内障(はくないしょう)や、視野(しや)の中央(ちゅうおう)部分(ぶぶん)が見え(みえ)づらくなる黄斑(おうはん)変性(へんせい)症(しょう)などがそうです。目(め)は必要(ひつよう)以上(いじょう)の光(ひかり)を受ける(うける)と、活性(かっせい)酸素(さんそ)が発生(はっせい)して老化(ろうか)を進め(すすめ)てしまいます。そのため、サングラスを着用(ちゃくよう)するなどして、紫外線(しがいせん)などの光(ひかり)刺激(しげき)から目(め)を守る(まもる)必要(ひつよう)があります。また水晶体(すいしょうたい)や黄斑(おうはん)部(ぶ)に多く(おおく)存在(そんざい)するルテインという成分(せいぶん)は、サングラスと同じように(おなじように)紫外線(しがいせん)をブロックする働き(はたらき)があるそうです。そのため、ルテインを含む(ふくむ)食品(しょくひん)を積極的(せっきょくてき)に摂る(とる)ことが、目(め)の老化(ろうか)予防(よぼう)につながると言(げん)えるでしょう。ルテインを毎日(まいにち)摂取(せっしゅ)することで、黄斑(おうはん)変性(へんせい)症(しょう)や白内障(はくないしょう)になるリスクが軽減(けいげん)されるという研究(けんきゅう)結果(けっか)も最近(さいきん)では出(で)ているそうです。ルテインはブロッコリーやほうれん草(ほうれんそう)、リーフレタスなどに含ま(ふくま)れています。また、ルテインのサプリメントも発売(はつばい)されていますので、利用(りよう)すると便利(べんり)でしょう。ルテインはからだの中(からだのなか)で作る(つくる)ことができないため、食品(しょくひん)から積極的(せっきょくてき)に摂り(とり)たい成分(せいぶん)です。でもブロッコリーばかり食べる(たべる)、などということのないように、からだ全体(ぜんたい)のことを考え(かんがえ)てバランスよく栄養(えいよう)を摂っ(とっ)てくださいね。

予防医学

高齢化がますます進み、予防医学の大切さが医療関係者だけでなく一般の人の間でも認識される世の中になってきています。

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