予防医学について

みなさんは自分(じぶん)の健康(けんこう)のために何か(なにか)日頃(ひごろ)から取り組ん(とりくん)でいることはありますか?毎朝(まいあさ)のウォーキングを欠かさ(かかさ)ない人(ひと)や和食(わしょく)中心(ちゅうしん)の食生活(しょくせいかつ)に気(き)を配っ(くばっ)ているという主婦(しゅふ)の方(ほう)、それぞれの工夫(くふう)で自分(じぶん)や家族(かぞく)の健康(けんこう)を守っ(まもっ)ていることと思い(とおもい)ます。現在(げんざい)、このように健康(けんこう)志向(しこう)が広がる中(ひろがるなか)で予防(よぼう)医学(いがく)の大切さ(たいせつさ)が強く(つよく)謳われ(うたわれ)ています。日本人(にほんじん)の死亡(しぼう)原因(げんいん)の上位(じょうい)に挙げ(あげ)られる疾患(しっかん)は「がん・心疾患(しんしっかん)・脳血管(のうけっかん)疾患(しっかん)」であり、これら生活(せいかつ)習慣病(しゅうかんびょう)は正しい(ただしい)知識(ちしき)を持ち(もち)、日頃(ひごろ)の生活(せいかつ)習慣(しゅうかん)を改めれ(あらためれ)ば、病気(びょうき)を防ぐ(ふせぐ)ことができるものでもあります。そのため、未然(みぜん)に病気(びょうき)を防ぐ(ふせぐ)予防(よぼう)医学(いがく)が勧め(すすめ)られているのです。また、直接(ちょくせつ)命(いのち)にかかわる病気(びょうき)を予防(よぼう)するためだけでなく、健康的(けんこうてき)な生活(せいかつ)を送る(おくる)妨げ(さまたげ)となるいろいろな症状(しょうじょう)(花粉症(かふんしょう)、虫歯(むしば)、頭痛(ずつう)など…)を防ぐ(ふせぐ)ために取り組む(とりくむ)ことも予防(よぼう)医学(いがく)のひとつと言え(いえ)ます。自分(じぶん)の健康(けんこう)は自分(じぶん)で守る(まもる)ことの必要性(ひつようせい)があらためて認識(にんしき)されてきている背景(はいけい)には、急速(きゅうそく)に進む(すすむ)高齢化(こうれいか)社会(しゃかい)があります。今(いま)、バリバリ働い(はたらい)ている多く(おおく)の人たち(ひとたち)が高齢(こうれい)を迎え(むかえ)たときには、「誰か(だれか)がお世話(おせわ)をしてくれる」という考え(かんがえ)では通用(つうよう)しない世の中(よのなか)になっているでしょう。医療費(いりょうひ)の自己(じこ)負担額(ふたんがく)も2割(わり)から3割(わり)へと上がっ(あがっ)て来(き)ていますが、これは今後(こんご)も上がっ(あがっ)ていくことが予想(よそう)されます。あたりまえのことですが、病気(びょうき)に罹っ(かかっ)てしまってから治療(ちりょう)にお金(おかね)を費やす(ついやす)くらいなら、未然(みぜん)に病気(びょうき)を防ぎ(ふせぎ)、健康(けんこう)なからだで余暇(よか)を楽しむ(たのしむ)ためにお金(おかね)を費やし(ついやし)たいものです。世の中(よのなか)には健康(けんこう)に関(かん)するさまざまな情報(じょうほう)が溢れ(あふれ)ています。いろいろ試し(ためし)てみるのもよいと思い(とおもい)ますが、その中(そのなか)から「自分(じぶん)のからだにとって良い(よい)もの、自分(じぶん)の健康(けんこう)に合っ(あっ)ているもの、自分(じぶん)に必要(ひつよう)なもの」を見極める(みきわめる)目(め)を養う(やしなう)ことが大切(たいせつ)です。

予防医学

みなさんは自分の健康のために何か日頃から取り組んでいることはありますか?

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