子宮がんについて

若い(わかい)女性(じょせい)の中(なか)には、自分(じぶん)には子宮がん(しきゅうがん)なんて関係ない(かんけいない)、年をとっ(としをとっ)てから心配(しんぱい)すればいい、と考え(かんがえ)ている人(ひと)もいるようですが、ここ20年(ねん)の間(あいだ)に20〜30歳代(さいだい)の女性(じょせい)が子宮がん(しきゅうがん)にかかる率(りつ)がおよそ4倍(ばい)にまで増加(ぞうか)しているというデータがあります。子宮がん(しきゅうがん)は年代(ねんだい)に関係なく(かんけいなく)かかる可能性(かのうせい)のある病気(びょうき)で、食生活(しょくせいかつ)の欧米化(おうべいか)も、子宮がん(しきゅうがん)にかかる人(ひと)が増え(ふえ)た原因(げんいん)のひとつであるようです。予防(よぼう)医学(いがく)で言わ(いわ)れるように、早期(そうき)発見(はっけん)して早期(そうき)治療(ちりょう)をすることで重症(じゅうしょう)化(か)を防げ(ふせげ)ますので、ぜひ定期的(ていきてき)に検査(けんさ)を受け(うけ)てほしいと思い(とおもい)ます。子宮がん(しきゅうがん)には子宮体がん(しきゅうたいがん)と子宮頚がん(しきゅうけいがん)がありますが、20〜40歳代(さいだい)の若い(わかい)年代(ねんだい)に多い(おおい)のは、子宮頚がん(しきゅうけいがん)です。子宮頚がん(しきゅうけいがん)はほとんど自覚症状(じかくしょうじょう)がないため、早期(そうき)に発見(はっけん)するためには、20歳代(さいだい)からの定期的(ていきてき)な子宮がん(しきゅうがん)検査(けんさ)が大切(たいせつ)になってきます。早期(そうき)に発見(はっけん)できれば、子宮(しきゅう)を残し(のこし)たままの治療(ちりょう)が可能(かのう)です。子宮がん(しきゅうがん)検査(けんさ)はついつい敬遠(けいえん)されがちな検査(けんさ)で、日本(にっぽん)ではその受診率(じゅしんりつ)が20%程(ほど)と低く(ひくく)なっています。実際(じっさい)の子宮がん(しきゅうがん)検査(けんさ)は子宮(しきゅう)の入り口(いりぐち)、子宮(しきゅう)の中(なか)から細胞(さいぼう)を採取(さいしゅ)するもので、少し(すこし)引っ張ら(ひっぱら)れる感覚(かんかく)をおぼえる人(ひと)もいますが、数分(すうふん)で終わる(おわる)検査(けんさ)です。若い(わかい)女性(じょせい)でも「自分(じぶん)は大丈夫(だいじょうぶ)」と思わ(とおもわ)ずに、少し(すこし)の勇気(ゆうき)を出し(だし)て子宮がん(しきゅうがん)検査(けんさ)をぜひ受ける(うける)ことをお勧め(おすすめ)します。予防(よぼう)医学(いがく)の観点(かんてん)からも、万が一(まんがいち)子宮がん(しきゅうがん)の可能性(かのうせい)があったとしても、早期(そうき)発見(はっけん)が何より(なにより)の治療法(ちりょうほう)になります。定期的(ていきてき)に検査(けんさ)を受け(うけ)、自分(じぶん)のからだは自分(じぶん)で守り(まもり)ましょう。

予防医学

若い女性の中には、自分には子宮がんなんて関係ない、年をとってから心配すればいい、と考えている人もいるようですが、ここ20年の間に20〜30歳代の女性が子宮がんにかかる率がおよそ4倍にまで増加しているというデータがあります。

予防医学