たばこが健康(けんこう)によくないことは、予防(よぼう)医学(いがく)について認識(にんしき)しているいないに関わら(かかわら)ず、ほとんどの人(ひと)が知っ(しっ)ていることですね。予防(よぼう)医学(いがく)には病気(びょうき)を未然(みぜん)に防ぐ(ふせぐ)という要素(ようそ)が含ま(ふくま)れていますが、たばこと聞い(きい)て思い浮かぶ(おもいうかぶ)病気(びょうき)は「がん」でしょう。禁煙(きんえん)は、もっとも確実(かくじつ)ながん予防(よぼう)と言わ(いわ)れています。たばこを吸っ(すっ)ている人は(ひとは)、吸わ(すわ)ない人(ひと)に比べ(くらべ)て、およそ１．５倍(ばい)の確率(かくりつ)でがんに罹り(かかり)やすいそうです。「わかっているけどやめられない」そうかもしれません。しかし、自分(じぶん)のからだのことだけでなく、周り(まわり)で同じように(おなじように)煙(けむり)を吸っ(すっ)てしまう家族(かぞく)や友人(ゆうじん)にも同じ(おなじ)ようながんリスクを負わ(おわ)せてしまうという意識(いしき)を持っ(もっ)てみてください。たばこを吸わ(すわ)ない人(ひと)でも、たとえば連れ添っ(つれそっ)たご主人(ごしゅじん)が喫煙者(きつえんしゃ)であった場合(ばあい)、そうでない人(ひと)に比べ(くらべ)て肺がん(はいがん)になる率(りつ)が数倍(すうばい)になるそうです。ということは、自分(じぶん)がたばこを吸わ(すわ)ないのはもちろんのこと、他人(たにん)が吸っ(すっ)ているたばこの煙(けむり)も吸わ(すわ)ないことが、がん予防(よぼう)になるわけです。禁煙(きんえん)は、がんの予防(よぼう)だけでなく、循環器系(じゅんかんきけい)や呼吸器(こきゅうき)系(けい)の疾患(しっかん)や糖尿病(とうにょうびょう)など、多く(おおく)の病気(びょうき)の予防(よぼう)につながります。余談(よだん)ですが、妊娠中(にんしんちゅう)にたばこを吸っ(すっ)ていたお母さん(おかあさん)から生まれ(うまれ)た赤ちゃん(あかちゃん)は、生後(せいご)数日(すうじつ)すると哺乳(ほにゅう)力(りょく)が弱く(よわく)なることがあるそうです。それは、お腹の中(はらのなか)にいた頃(ころ)から赤ちゃん(あかちゃん)もたばこを吸っ(すっ)ていたことになり、出産(しゅっさん)と同時に(どうじに)ニコチンを運ん(はこん)でいたお母さん(おかあさん)からの血液(けつえき)がストップしてしまうため、禁断症状(きんだんしょうじょう)を起こす(おこす)のだそうです。そんなことが起こら(おこら)ないよう、お母さん(おかあさん)だけでなく、周囲(しゅうい)の人(ひと)もたばこは控える(ひかえる)ようにしてほしいですね。海外旅行などのために外貨両替する場合
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