最近(さいきん)では分煙(ぶんえん)化(か)が行なわれ(おこなわれ)たり、公の場(おおやけのば)では禁煙(きんえん)のところも多く(おおく)なってきました。たとえば通勤(つうきん)や通学(つうがく)に使う(つかう)駅(えき)で、今まで(いままで)煙(けむり)から逃げる(にげる)ように電車(でんしゃ)を待っ(まっ)ていた人(ひと)にはうれしいルールです。しかし愛煙家(あいえんか)の人(ひと)には少々(しょうしょう)居心地(いごこち)が悪く(わるく)感じる(かんじる)場面(ばめん)もあるのかもしれませんね。たばこの煙(けむり)がもたらす害(がい)については、ほとんどの人(ひと)が何となく(なんとなく)でも知っ(しっ)ていることと思い(とおもい)ます。健康(けんこう)によいと思っ(とおもっ)て吸っ(すっ)ている人は(ひとは)いないですよね。日本人(にほんじん)の死亡(しぼう)原因(げんいん)の上位(じょうい)には、がん、心疾患(しんしっかん)、脳血管(のうけっかん)疾患(しっかん)が並ん(ならん)でいます。これらのどの病気(びょうき)にもたばこは関わっ(かかわっ)てきています。たばこを吸う(すう)と、血液中(けつえきちゅう)のコレステロールが増加(ぞうか)し、いわゆるどろどろ血液(けつえき)となり、動脈硬化(どうみゃくこうか)を悪化(あっか)させてしまいます。動脈硬化(どうみゃくこうか)は脳梗塞(のうこうそく)の危険(きけん)因子(いんし)のひとつです。またニコチンにより血圧(けつあつ)が上昇(じょうしょう)してしまうのも、脳梗塞(のうこうそく)にはよくありません。禁煙(きんえん)は、これらの病気(びょうき)に襲われ(おそわれ)ないための予防(よぼう)医学(いがく)の実践(じっせん)のひとつです。また、禁煙(きんえん)することで周囲(しゅうい)の人(ひと)の受動(じゅどう)喫煙(きつえん)も避ける(さける)ことができます。自分(じぶん)はもう長い(ながい)ことたばこを吸っ(すっ)てきたから、今さら(いまさら)禁煙(きんえん)しても遅い(おそい)、などとあきらめて（開き直っ(ひらきなおっ)て？）いる人(ひと)、そんなことはありません。禁煙(きんえん)して２〜３年(ねん)経つ(たつ)と、脳梗塞(のうこうそく)においてはそのリスクが軽減(けいげん)できるそうです。自分(じぶん)のからだの将来(しょうらい)のためにも、また家族(かぞく)のためにも、予防(よぼう)医学(いがく)を考え(かんがえ)てたばこはきっぱりやめましょう。禁煙(きんえん)のためのニコチンガムやニコチンパッチなどがあります。ニコチンパッチはお医者(いしゃ)さんの処方(しょほう)が必要(ひつよう)なので、お医者(いしゃ)さんに相談(そうだん)するとよいでしょう。中島みゆきさん、松田聖子さんのCMでもお馴染みの
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